ガタガタの子供の矯正治療について
子供の矯正治療は、子供の歯並びや年齢でいろいろな治療方針が異なるので、
今回は、子供の矯正治療の中でも、がたがたで出っ歯な子供の治療を想定して作成しました。
こどもの矯正装置について
①ガタガタになっている原因は、スペースが少ないので、横幅を広げることが重要です。
取り外し式や固定式の装置で横幅を広げてきます。
②次に奥歯を、後ろに動かしていきます。前歯に奥歯に装置をつけて、前歯のガタガタを改善したり歯を後ろに動していきます。歯を後ろに装置は、夜間につける装置で大変ですが、きちんと装着すれば歯は、動きます。
治療の流れ
横に広げていく期間は、約1から1年半ほどで、あごが大きくなります。
その後、1年から1年半ほどかけて前歯のがたがたを改善し、奥歯を後ろに動かして少しでも上の前歯が出ている状態を改善します。
歯並びが改善すれば、その状態を維持するために保定装置を装着します。
子供の治療が終わればどうなるのか？
すべての歯が生え変わるのを確認して、「何も問題がない」あるいは「治療を希望しない」のであればこどもの矯正治療は終了します。あるいは、かみ合わせに問題があるようであれば、二期治療がスタートしていきます。
子供の矯正治療から二期治療まで終わるのに非常に時間がかかるの場合があるので、二期治療からスタートされる場合がありますが、１期治療の方だけがⅡ期治療に進むことが可能なので、１期治療をされていない方は、大人の矯正治療となって治療を進めていきます。
今回は、出っ歯やガタガタの方を想定しての説明ですので、お子様でも骨格的反対咬合や開咬むの可能性が有る方は、この場合には該当しません。